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2011/6/17

dynabook R731/W2TB レビュー



dynabook R731/W2TB
dynabook R731/W2TB
型番 PR7312TBRBBW3

今回、東芝の「dynabook R731/W2TB」を試す機会があったので、レビューしました。


位置づけは「スリムコンパクトノートPC」で、気軽に外に持ち出せる高性能スリムコンパクトノートとなっている。


主な仕様は、Core i7-2620M vPro(2.70GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB(4GB×1、最大8GB)、SSD 128GB、Intel QM67 Expressチップセット、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応13.3型ワイド液晶、Windows 7 Professional(32/64bitセレクタブルOS)を搭載。








モバイル性



最初に気になるのはやはり大きさ重さですが 標準バッテリー搭載時 約1.41kg で最厚部で26.6mmです。 荷重のかかる部分にハニカムリブ構造を採用し、加圧,落下防滴テストも実施され外出時の物理的環境変化が考慮された設計になっています。 又、持って歩く場合バッテリーの駆動可能時間が気になりますが標準バッテリーで 約13時間で かつ 約18時間対応できる大容量バッテリーが標準で装備されており心強い。この大容量バッテリーを装着した時の重さは約1.56kgとなり下の写真のように少し出っ張ります。バッテリー自体の大きさは、右下の様な差があります。


大容量バッテリー装着時バッテリーの比較


SSD



今回レビューをするにあたり、特に注目していたのが主記憶装置として従来のHDDではなくて、SSD(ソリッドステートディスク)を使用している点でした。 両者の大きな差は、駆動部分が無く、データ書いてある位置まで物理的にヘッドが移動する時間が不要になる点です。

これが故に、直接的には

  • 故障する確率が減る
  • アクセス時間の短縮
  • 消費電力の低下
  • 騒音が減る

となり。結果として、アプリケーションやOSの立ち上がり時間が短くなったり、データのアクセスが高速化する。 実際に、使用してみると通常使っているHDDのデスクトップのパソコンに比べると明らかにサクサク感がありました。
電源ボタンを押して、OSのログイン画面が表示されるまでの時間をストップウォッチで計ると15秒でした。
劇的な変化ではありませんが、パソコンがまた一歩進化したなと個人的には思いました。



アイソレーションキーボード



スリムコンパクトノートPCというと、キーボードが小さいかなと思いますが、キーとキーの間隔を離した構造が特徴の「アイソレーション設計」を採用しておりキーピッチも水平方向はフルキーボードと同じ19mmとなっています。因みに、垂直方向のピッチは17mmです。
私はいつもは、19mmピッチのメンブレン構造のフルキーボード使っていますが、ストロークが少し弱いかなと感じましたが垂直方向の差も違和感なく打つことができました。

「アイソレーション設計」特徴は、隣接するキーとのあいだにスペースがあることです。このため、複数のキーを同時に押してしまうといったタイプミスを軽減できます。又、隙間があるため、長い爪も引っかかりにくく、快適なタイピングが可能です。又、 キートップとキーボード本体とのあいだにゴミやホコリがたまりにくい構造になっており、清掃の手間が従来のキーボードよりも少なくて済みそうです。



豊富なインターフェイス



USB 3.0×1、USB 2.0×2(1つはeSATA共用)、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、WiMAX、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、SDXCカードスロット、ExpressCard/54スロット、指紋センサー、音声入出力などを装備しています。

移動中や移動先でのネットワーク接続手段が複数用意されています。
又、SDXCカードスロットでSD,SDHC,SDXCが利用できるのでデジカメの写真をアダプタなしで取り込め便利です。



映像・音響



表示装置は、13.3型で解像度が1366×768です。DVDを視聴してみましたが画質,音質ともに快適でした。
又、CDを再生してみましたが本体のスピーカーでは、音がシャカシャカした感じを受けました。試しに、イヤホーンを利用してみましたが、こちらは良い音で聴く事ができました。



ユーティリティソフト



東芝独自のユーティティソフトが、複数プレインストールされており以下のソフトで省電力やPCのモニタによる対障害耐性を上げる試みがされています。

TOSHIBA ecoユーティリティ
ecoボタンを押すだけで、最適化されたecoモードにワンタッチ切り替え。ディスプレイの明るさやスリープ状態になるまでの時間、イルミネーションLEDのON/OFFなど、めんどうな省電力設定は不要です。さらに、消費電力をグラフ表示(リアルタイム、日・週・月ごとの単位)するので、目でエコを実感できます。
東芝PCヘルスモニタ
消費電力やバッテリー充電能力、冷却システム、3DセンサーなどのPCシステムの機能を監視し、それらの状態を表示。収集・管理された情報は、修理時の診断などに使用され、障害の早期解決に役立てます。
PC引越ナビ
LANクロスケーブルやブルーレイディスク(TM)でカンタン引っ越し!引っ越しメディアもいろいろ使える:LANクロスケーブル/USBメモリ/BD-RE/DVD±R DVD±RW DVD−RAM/CD−R CD−RW イメージPCを買い替えても、いままでと同じ環境ですぐに使いたいもの。「PC引越ナビ?」を搭載した東芝PCなら、市販のLANクロスケーブルやブルーレイディスクなどを使って、使い慣れたファイルや設定を新しいPCへカンタンに引っ越しできます。
東芝指紋認証ユーティリティ
指先でなぞって使う「指紋センサー」。パスワードを入力する必要がなく、Windowsログオンがカンタンに行えます。


まとめ



CPUが強力でかつ持って歩くことを考慮したハード,ソフトの設計になっていので、移動中,移動先でも、パソコンをしっかり使いたい方にはお勧めの機種だと感じました。
 
東芝 dynabook R731 Webオリジナルモデル PR7312TBRBBW3
OS 日本語 Windows® 7 Professional 64ビット 正規版 (Windows® XP モード搭載)
日本語 Windows® 7 Professional 32ビット 正規版 (Windows® XP モード搭載)
CPU インテル® Core™ i7-2620M vPro™ プロセッサー(インテル® スマート・キャッシュ 4MB 動作周波数2.70GHz)
Microsoft Office なし
メモリ 4GB(4GB×1)/8GB PC3-10600(DDR3-1333)対応 SDRAM、デュアルチャネル対応
ディスプレイ 13.3型ワイド(16:9) HD TFTカラー LED液晶 (省電力LEDバックライト) 1,366×768ドット
キーボード 87キー(JIS配列準拠)、キーピッチ:19mm、キーストローク:1.6mm
SSD/HDD 128GB SSD(Serial ATA対応)
ドライブ DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書き込み対応)
無線LAN インテル® Centrino® Advanced-N + WiMAX 6250 IEEE802.16e-2005準拠、IEEE802.11a/b/g/n準拠(Wi-Fi準拠、WPA/WPA2対応、WEP対応、AES対応、TKIP対応)
外寸 バッテリーパック62AA装着時:約316.0mm(幅)×227.0mm(奥行)×18.3〜26.6mm(高さ)
バッテリーパック92AA装着時:約316.0mm(幅)×227.0mm(奥行)×18.3〜42.8mm(高さ)
質量 バッテリーパック62AA装着時:約1.41kg
バッテリーパック92AA装着時:約1.56kg



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